【工事記録】新築工事 M様邸


秋晴れの中 地鎮祭を執り行いました。
今回のご住宅は、部分共有型の2世帯住宅です。


基礎工事を行っています。
ティーメイスは基礎断熱工法を採用しているため、総堀りとなります。
根掘り後に砂利を敷き詰めて転圧していきます。



砂利の上に地面からの湿気を遮断するための防湿シートを敷きます。
その上に断熱材を敷き込んで、室内から熱が逃げないように
そして、地中からの冷えが入らないようにします。
断熱材の上に鉄筋を組んでいき、立上り部分にも鉄筋を組み
土間コンクリートの打設を行います。



布基礎(立ち上がりの基礎)の配筋を組んだあとに
土間コンクリートを打っていきます。


土間コンクリートの養生後、布基礎の型枠を組み立てていきます。
ティーメイスの基礎は基礎断熱工法のため
基礎の外周部の外側と内側に断熱材を打ち込みます。
こちらのご住宅は標準仕様でもあります外側75mm、内側40㎜を施工し、
外部からの冷えの浸入を防ぐと共に、室内からの熱の逃げを防ぎます。


布コンクリートを打設して養生を行い型枠の解体を行っていきます。


養生期間を経て、型枠が解体され基礎の形がわかります。


埋め戻しを行う前に、スカート断熱施工を行います。
スカート断熱とは、基礎断熱仕様の際に施す断熱で
地盤面からの冷えが土間コンクリートの下まで
入らないようにするために布基礎の下の方に
敷き込む断熱材のことを言います。これにより基礎の凍上を防ぎます。


埋め戻しを行い基礎工事完了しました。
今週末から建込みが始まります。


土台を敷く前に外部に接する基礎と土台の間に
隙間が出来ないようにゴム製の気密材を入れていきます。
より一層気密の良い住宅になります。土台はヒバの集成材です。
床下も室内空間となるため、薬剤を使用した防腐土台は使用せず
水に強く腐れにくいヒバの集成土台を使用していきます。


どんな人たちが自分達の家を建ててくれるのだろうか…
少し気になる所でもありますよね。
そこで先日、お施主様に大工さんをご紹介させて頂きました。
ぜひお気軽に現場にお立ち寄りください!


大引きの下には、鋼製束という束を立てていきます。
大引きのやせなどで生じる床鳴りも、レベル微調整が可能です。
また基礎断熱工法のため、床下空間が生まれ容易に移動出来るので
配管や鋼製束の高さ調整等のメンテナンスがしやすいです。


1階建て込み。


2階建て込み。


構造材は集成材という一般的な無垢の製材よりも
強度の強い材料を使います。
集成材は反りや収縮が少ないのが特徴です。
少しずつ住宅の形がわかってきました。


外周りには構造用合板を張っていきます。
今回のご住宅は塗り壁になりますので、構造用合板を張った後に
透湿防水シートを貼り、付加断熱(塗り壁の下地)を施工していきます。


屋根の下地を組んでいきます。
斜めに掛けられているのは垂木(タルキ)という材料です。
垂木に野地板合板を張っていき、屋根を造っていきます。


構造用合板張りが終わり、透湿防水シートを張りました。
この透湿防水シートは室内側の湿気を外に逃がし、
外からの水の浸入を防ぐ役割があります。
透湿防水シート施工後、サッシが取り付けられます。


ティーメイス標準仕様のアスファルトシングル材の屋根材です。
今回はグリーンをお選び頂きました。
このアスファルトシングル材は、メーカーの30年保証が付いた商品で
海外でも長年の実績がある商品です。
耐久性とメンテナンス性に優れ、意匠性も高い屋根材です。
職人さんが、丁寧に張っています。



内部もこれから本格的に進んでいきます。


2階の斜天になるところに、屋根の通気を取るための
通気スペーサー施工を行いました。
断熱材を吹き込むのですが、
屋根面と断熱材との間に空気が流れる層を設けておかなければ、
屋根の中に熱や湿気がこもってしまい、
すが漏れや室内の気温上昇(夏場)の原因になります。
小屋裏換気や屋根面の換気もとても重要なポイントです。


吹抜けのあるご住宅です。
表し梁が、空間のアクセントになります。


壁に断熱材を入れていきます。


外部では付加断熱施工を行っています。
今回のご住宅は、ティーメイス標準仕様のホタテ漆喰の塗り壁です。
デザイン性と、メンテナンス性と、道産材であるということから
弊社はこのホタテ漆喰の塗り壁を標準仕様としています。
塗り壁と、アスファルトシングル屋根の相性もバッチリです。


断熱材が入れられた後、気密シートを張っていきます。



石膏ボード張りが進んでいます。
壁が出来てくるとお部屋の大きさもわかってくるので
イメージがより一層広がりますね!


階段の造作が始まりました。壁に側板を取り付けていきます。
今回のご住宅ではフローリングや窓台、階段など随所に無垢材を使用していきます。
自然素材に癒されるナチュラルな空間になりそうです。


今回の階段材は内装の雰囲気と合わせて無垢材を採用しました。
側板のないスッキリした施工で、なかなか良い感じです。


現場には何やら箱がいっぱい。
これは下屋や2階空間に取付けられるダウンライトのための箱です。


天井の気密が途切れないようにこの箱に気密シートを取り付けて
ダウンライト部分の気密を確保します。


フローリング張りが進んでいます。写真は2階のフローリングですが、
1階には無垢のナラフローリングを張っていきます。


こちらは小上り和室造作の様子。
小上りの高さを利用して引出し収納を造ります。
2階の一角にある小上り和室。
ちょっと家事をしたり、くつろいだり、客間にしたり
活躍しそうな空間になりそうです。


小上り和室が形になってきました。今回は、い草の畳を敷く予定です。
窓にも雪見障子を入れて少し和室っぽさを出していきます。


1階リビングはナラの無垢フローリングを張っていきます。


こちらはお母様のリビングの付柱を施工しています。
お母様のリビングは、古民家風の落ち着いた内装です。
職人さんが丁寧に取り付けてくれています。


窓枠と付柱が一体化になっていてとてもキレイです。
キレイにおさまるように、色々と考えて製作してくれました。
こうして、いつも業者さんにも助けて頂きながら住宅が出来ていきます。


2階寝室には枕元に間接照明を造作しました。
ニッチを中心に、シングルベットを2台置きます。
ニッチはコンセント付ですので、スマホの充電をすることが出来ます。
他にもメガネを置いたり、目覚まし時計を置いたりと便利なニッチです。


2階ホール&小上り和室は何だか楽しい空間です。
南側は吹抜けになっていて開放的。
畳でゴロゴロ、お休みの日中ここで過ごすのも良いですね~。


こちらは2世帯住宅のお母様のリビングです。
梁を表しにするため、天井を2.65mに設定して施工しています。
天井が通常より高い分、広く感じます。
梁にも塗装を行い、古民家風の落ち着いた内装に仕上がる予定です。


こちらはご夫婦のリビングですが、無垢のナラフローリングを使用しています。
お母様のリビングとは違う雰囲気でナチュラルな感じです。
窓枠、幅木、床ガラリなど合わせて無垢材で統一しています。


お母様のリビングの梁は、窓枠・付柱と同じダークブラウンに。


ご夫婦のリビングの梁は、ナラの無垢フローリングに合わせて塗りました。
それぞれの雰囲気の違うリビングが見学会の見どころの一つです♪


キッチン前には造作収納が取り付けられました!!
上部のガラス扉の中には、ワイングラスを吊り下げられるようになっています。


丁寧にパテ処理を行ってからクロスを貼っていきます。


こちらは寝室です。
壁にアクセントクロスを使うか、天井に使うか迷いましたが
今回は天井のクロスに壁よりも濃い色のクロスを貼りました。
落ち着ついた雰囲気の寝室になりそうです。


設備工事では、トイレや洗面化粧台などの住設取付け、
ボイラー、パネルヒーター取付けの作業が進んでいます。


電気屋さんによる照明器具の取付も進んでいます。
こちらは寝室の間接照明です。
腰壁を作り、上部に間接照明を入れて乳白ガラスを乗せます。


内部玄関のタイル張りも終えました。
外部は暖かくなってきてから施工します。
こちらはティーメイスの標準仕様300角タイルです。


リビングのテレビを掛ける壁にLIXIL社のエコカラットを張りました。
エコカラットは、空気を美しく整えてくれるインテリア建材です。
目には見えないたくさんのナノサイズの孔(あな)が、
家の中の空気を吸って吐いて、キレイに整えます。
湿度を調節したり、ニオイや有害物質を低減したりしてくれます。
デザインもたくさんあるので、お部屋の雰囲気に合わせて楽しめます。
リビング、寝室、トイレなどにオススメのインテリア建材です。
ナチュラルな色合いが、周りの内装と調和しています。


仕上げ工事が終わり、美装後気密測定を行います。
結果はC値0.5c㎡/㎡。良い数値がでました。

 

2020-10-22 | Posted in 工事記録No Comments » 

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