【工事記録】新築工事 N様邸


連日猛暑が続いておりますが、工事の方は予定通り着工。
職人さんたちも滝のような汗を流して、頑張ってくれています。
まずは安全第一で、事故なく無事に完成できるよう、
細心の注意をはらいながら進めていきたいと思います。


砂利入れ終了。
来週からはベース枠の組み立てと、
鉄筋工事にかかります。


ベース枠が組み立てられ、鉄筋工事を行います。
土間下には断熱材を敷き込み、その上に鉄筋を組んでいきます。
土間コンクリートの打設を行う前に、
外周部に止水板という帯状の鉄板を施工します。
これは土間と布基礎の打ち継ぎ部からの水の侵入を防ぐ役割があります。


土間コンクリートを打って養生後、布基礎の組み立てを行います。


ホールダウン金物と緊結するためのアンカーボルトを設置していました。
ホールダウン金物とは、建物の重要な柱(隅角部など)が、
地震や風などによって基礎から外れないようにするための特殊な金物の事を言います。


外周部の布基礎には内側40mm、外側75mmの断熱材を施工しています。


本日、布基礎のコンクリート打設が行われました。
打設時は、ポンプ圧送屋さん・基礎屋さん・左官屋さんの
3業種の職人さんが入って施工してくれます。
打設後、養生期間を設け、型枠を外し埋め戻しを行っていきます。


大工工事が始まりました!
まずは土台敷きから行っていきます。
基礎と土台の間に隙間が出来ないよう
ゴム製の気密材を敷いていきます。


土台の上に床合板を敷いていきます。



床合板を敷いて柱を立て、その後クレーン車を使って梁を1本1本架けていきます。


ティーメイスの建物は在来工法ですが、
仕口(木材を繋ぎ合わせる接合部)は、全て金物で緊結します。
通常の在来工法の仕口よりも高強度な構造体になるのです。
柱や梁の材料は金物の強度をしっかりと発揮させるために、
集成材という一般的な無垢の製材よりも強度の強い材料を使います。
集成材は反りや収縮が少なく、比較的安定していて強度もある材料です。


平屋住宅ということもあり順調に外部の骨組みが組みあがり、
家の形状がわかってきました(^^♪



屋根タルキの上に合板を貼っていきます。
その上に板金屋さんがアスファルトルーフィング(防水シート)を貼っていきます。


更にアスファルトルーフィングの上に板金を施工していき屋根工事が完了します。
今回はブラックの屋根を施工して頂きました!!雨が降っても、安心です(*^-^*)
板金屋さんには、この後破風(はふ)と水切りの施工もして頂きます。



建物外部も構造用合板、タイベックシート(透湿防水シート)を貼って
あっという間に窓が付きました!!
N様邸はビオシェルというほたての貝殻を原料とした
塗り壁の外壁材の施工となりますのでタイベックシートを先貼りし、
その上に付加断熱兼塗り壁下地となるセルボードという断熱材を貼っていきます。


タイベックシートを貼った後は、気密処理として
サッシまわりもしっかりとテーピングを行います。


リビングの窓も大きく、たくさん陽も入りそうです。


瑕疵保険の躯体検査を第三者機関(日本住宅保証検査機構)の
検査員の方に行って頂きました。検査はもちろん合格です(*^-^*)


外部では、付加断熱兼塗り壁下地となる
セルボードという断熱材を貼っていきます。



玄関ポーチ上の軒天材に、ウェスタンレッドシーダーを貼りました!
塗り壁との相性も良さそうです(*^-^*)


塗り壁のご住宅で、天気の様子を見ながら下塗りが行われました。


先日、お施主様に現場にお越し頂き、
塗り壁の塗り方のパターン決めを行いました。


左官屋さんが何種類かのパターンを用意してくれていて
そこからお施主様に選んで頂きました(*^-^*)


その後、家の中もご確認頂きました。


外壁塗り壁の仕上げが終了しました!!
先日N様と一緒に決めたパターンでの仕上げはとても素敵に仕上がったと思います♪
黒の屋根ラインがスッキリと建物を引き立てさせてくれています。
サッシはYKKapのトリプルガラス樹脂窓のAPW430を、
玄関ドアも同じくYKKapのイノベストD50を採用しています。
シンプルな外観ですが、ポーチの軒天とポーチ柱に無垢材を使用し、
良いアクセントになっています。


内部では電気屋さんが配線工事を行っていました。


このような感じでコンセントBOXを図面通りに取り付けていきます。


ユニットバスも施工完了致しました。


グラスウールを入れた後、気密シートを貼っていきます。
白くテーピングしている所はコンセントです。
外部に面しているコンセントや配管まわりには、
気密性能を上げるためにも気密BOXを使い、しっかりとテーピングを行います。


こちらはリビングの天井ですが、ダウンライトを取り付ける位置には
ダウンライトBOXの設置と気密シートを貼り、しっかりと気密処理を行っていきます。
見えなくなる部分ですが、とても大切な作業です。


リビング斜天に断熱材を施工していきます。
ブローイング工法といい、ブローイングマシンという専用の機械で
綿状(弊社はグラスウール)の断熱材を吹き込んでいく工法です。
天井裏の複雑な構造に隙間なく均等に施工することが出来ます。



壁、天井、床の石膏ボード貼りが完了しました。
床にも石膏ボードを貼りますが、これは足音を吸収し下階に響きづらくしてくれます。
(1階の場合は、基礎空間に反響する足音を防ぎます)
また、合板とフローリングの間に貼ることで歩行感も優しく感じられます。


フローリング貼りが始まりました。無垢ナラのフローリングを貼っています。
床ガラリも無垢のものを使い、室内の雰囲気を統一させます。


キッチン設置の様子。


内部造作棚の設置。奥に見えるのはトイレの収納です。
ティーメイス ではよく使用するタモ材。
優しい色合いがとても好きです。


今回は内部仕上げに珪藻土をご採用いただきました。
無垢のフロアに珪藻土の壁。
体にも優しく、環境にも良い自然素材の御住宅です。
珪藻土を塗る前に、ビスの頭をしっかりとパテ処理します。


内装塗り壁ではパテ処理後に下塗りを行っていきます。


下塗り後に珪藻土の本塗りをしていきますが、
少しベージュがかった優しいお色で仕上げています。


トイレの壁1面だけ、塗りパターンを変えて施工していただきました。
塗りパターンで全く違う雰囲気が出せるのも塗り壁の楽しいトコロ(*^^*)
夜はペンダントライトの光で陰影が付き、
シンプルながらもどこか個性的で素敵なトイレ空間になりそうです。


美装が終わり、ナチュラルで優しい雰囲気のご住宅が完成いたしました。

2024-02-25 | Posted in Construction blog, 工事記録No Comments » 

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