【工事記録】新築工事 K様邸


新たな新築工事が始まりました。
地盤調査の結果、杭の必要な土地でしたので
基礎工事に先立ち、杭工事が行われました。


地面に埋め込まれる杭です。
今回の杭工事では、40本程の杭を打ち込みました。


工事はいつも2人1組で行われ、手際よく打ち込まれていきます。


杭が打ち込まれているので、
杭を痛めないように、慎重に掘り進めて行きます。
根堀の時には、散水栓、不凍栓の工事も
並行して行って行きます。


ティーメイスの基礎は「基礎断熱工法」を採用しています。
土間下に断熱材を敷き込み、その上に鉄筋を組んでいきます。
基礎全体に断熱材を敷き込むことで、室内の熱が地面に逃げるのを防ぎます。


土間コンクリート打設終了致しました。
土間と布基礎の打ち継ぎ部からの水の侵入を防ぐため
布基礎の外周部には止水板を施工しています。


土間コンの養生期間を経て、布基礎の型枠を組み立て
布コンクリート打設を行います。
布基礎の枠が付くと、基礎に深さや形状が良くわかります。


布コン打設時に、アンカーボルトも設置していきます。
写真手前に見える長いアンカーボルトは、
ホールダウン金物を緊結するための金物です。
ホールダウン金物とは、建物の重要な柱(隅角部など)が、
地震や風などによって基礎から外れないようにするための
特殊な金物の事を言います。
外周部の布基礎の外側に75mm、内側に40㎜の断熱材を取り付けます。


基礎が完成し、大工工事が始まりました。


まず初めに土台敷きを行います。


外部に接する基礎と土台の間に
隙間が出来ないように気密材を入れていきます。


土台敷き、床合板敷きを行い、1階の柱まで建て終わりました。
床合板は、通称ネタレス合板と呼ばれる厚合板を使用します。
この合板を使用することで一般的な在来工法で使われる根太という材料を
省くことができ作業効率とコストダウンが図れます。
また、床の水平剛性もアップし、建物の強度も増します。


建て込みを行っていきます。
まずはクレーン車を使って、1階の梁から架けていきます。


次に2階床合板が敷かれ、柱を立てて小屋梁を架けていきます。
梁を架ける作業まで、クレーン車を使います。
どんどん躯体が組み上がっていき、家の形がわかってきました!


ティーメイスの在来工法では接合部に高強度の金物を採用しています。
従来の在来工法の弱点である仕口を高強度の金物で接合することにより、
断面欠損が減りより強い構造体を造ることが出来ます。
また高強度金物を使用する事で、
自由度の高い木造空間の設計を行うことが出来ます。
金物の強度に負けないように、構造材は全て集成材を使用しています。


屋根を造っていくための、母屋(もや)と垂木(たるき)が組み上がりました。


吹上天井のリビングとなり、立派な梁が架けられています。
見えなくなってしまう部分ではありますが、
このようにしっかりとした梁が架けられ、住宅を支えてくれています。


屋根合板まで施工完了しました。


屋根板金を葺く前に、防水シートのアスファルトルーフィングという
シートを屋根合板に貼っていきます。


中の柱の位置もわかるので、何となくですがお部屋の大きさが
イメージ出来るようになってきました(*^-^*)


外周部に構造用合板が貼られ、
外観の形と窓の位置がわかるようになってきました。


構造用合板が貼られた後は、付加断熱施工を行っていきます。
K様邸は窯業系サイディングをお使いになるので
今回は、スタイロフォームという断熱材を施工していきます。
ティーメイスの建物は充填断熱と外貼断熱(付加断熱)のW断熱工法です。
壁の中に断熱材を充填し、更にその外側に家をすっぽりと包み込むように断熱材を貼ります。
そうする事で、柱や梁から逃げる熱を遮断し、家全体が魔法瓶のような状態に仕上がります。


付加断熱の上に透湿防水シートを貼り、窓も取り付けられました。


屋根板金工事が終了致しました!
写真は施工中ですが、アスファルトルーフィングという
防水シートの上に板金を葺いていきます。
屋根工事と一緒に、破風、水切りの取付けも終了しました。


内部では電気の配線工事や、断熱材入れが行われています。
この後少しの間、大工さんは抜けてしまいますが
その間に設備工事や外壁工事を行う予定です。


K様邸では16㎜のサイディングを施工しています。
ナチュラルでかわいらしい外観になりました♪


内部では大工工事が進んでいます。
グラスウールを入れた後に気密シートを貼っていきます。
天井に見える黄色いものは1階と2階の間に入れたブローイングの断熱材です。
2階の足音などを軽減することが主な目的として吹きこんでいます。


外部に接するコンセントや配管まわりには気密性能を上げるために
しっかりとテーピングを行います。


リビングには吹き抜けがあり天井は屋根勾配に合わせた斜天になっています。
斜天に断熱材を吹き込みますが、屋根の通気を確保するために
通気スペーサー施工を行いました。
屋根面と断熱材との間に空気が流れる層を設けておかなければ、
屋根の中に熱や湿気がこもってしまい、
すが漏れや室内の気温上昇(夏場)の原因になります。
小屋裏換気や屋根面の換気もとても重要なポイントです。


2階から壁の石膏ボード貼りを行っています。
石膏ボードが貼られていくと部屋の大きさがよりはっきりとわかってきます。


2階の壁石膏ボードが貼り終わり、天井下地を造っていきます。


吹抜けの斜天の天井下地も梁に合わせて下地が組まれています。
この後ネットを貼り、天井にブローイングの断熱材を吹き込んでいきます。


吹きこんでいる様子。


天井が出来上がる前に換気工事を行っていきます。
今回のご住宅では一種換気をご採用頂いております。
熱交換式で、冬の場合室内の暖かい空気のエネルギーを利用して
外の冷たい空気を暖めてから室内に取り入れます。
弱・標準運転の他に自動運転もあるので、
機械が季節に合わせて給排気量を自動調整してくれます。


気密シートを貼り、石膏ボードを貼っていきます。


2階は壁、天井、床共に石膏ボード貼りが終了致しました。
ティーメイスでは、2階の床にも石膏ボードを貼っていきます。
これは、2階の足音を1階に響きにくくする効果があるためです。
また、歩行感も優しく感じることが出来ます。


吹抜けの仮足場が外れました!!
圧迫感がありましたが、吹抜けになるととても開放的です。


2階では吹抜けとホールの間の腰壁が出来てきています。


階段造作が行われています。
まず初めに1階から中2階までを、そして中2階から2階まで
最後に1階から半地下空間への階段を造っていきます。
中2階の形もわかるようになってきました。


1階から中2階への階段は蹴込みをなくしてスッキリと。


中2階のフリースペースから見下ろすリビング空間が良い感じです♪
フリースペース側から見る腰壁にはインパクトのあるクロスが貼られます!


フローリング貼りが進んでいます。
写真は床ガラリを取り付けている所です。
ティーメイスの建物は、基礎断熱工法を採用しており
1階のリビングなどの暖房器具は、床下に入れています。
ちょうどこの床ガラリの下に放熱器があって、
そこから暖かい空気が上がって来ます。
基本的には窓下に取付けますが、この場所は窓下にソファーを置くため
ソファの手前に来るように設置しています。


大工工事が終わり、各仕上げ工事に入っています。


壁紙を貼る前にパテ処理を行い、石膏ボードの継ぎ目や
ビス穴を埋めて平滑な下地を作っていきます。


職人さんが黙々とクロスを貼っています。
クロス貼りも進み、徐々に室内が明るくなってきました♪
かわいらしい壁紙もお選び頂き、素敵な空間になりそうです。
クロス工事が終わると、電気や設備などの仕上げ工事が入ってきます。


美装が終わり、かわいらしいインテリアのご住宅が完成致しました。

2023-12-25 | Posted in Construction blog, 工事記録No Comments » 

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