【工事記録】新築住宅 T様邸


広尾町で新築工事が着工しました。基礎工事がスタートしました。
根掘りを行っています。


砂利を敷いています。


生コンのコンクリート打設が行われました。
次は布基礎の型枠工事に入ります。


布基礎には両側に断熱材を打ち込み、床下空間を室内と同じ熱環境にします。
そうする事のメリットは、
・床下の環境が室内と同じなので土台や大引きなどが腐らない。
・1階の床の表面温度が上がります
・床下のメンテナンスや、水回りのリフォームが容易。
などがあります。


弊社では、スカート断熱工法の採用もしています。
布基礎の周りにスカートのように断熱材を敷き込み、
基礎低盤の凍結凍上を防ぎます。
同時に、布基礎の高さを低くする事が出来るので、
コストダウンにもつながります。


土間コンの下には地面からの湿気を遮断するため防湿シートを敷きます。
その上に断熱材を敷き込んで、室内から熱が逃げないように、
そして、地中からの冷えが入らないようにします。


土台はヒバの集成材を使います。
一般的には防腐の薬剤を注入した防腐土台を使うケースが多いのですが、
弊社の基礎は基礎断熱で、床下は室内と同じ空間となり、
床には断熱材がなく、土台が露出しています。
そのため出来るだけ薬剤を使わない材料を使いたいということで、
薬剤を使わなくても腐りにくいヒバ材を使用しています。
防腐土台の替わりとして使用できる材です。
ですが、そもそも基礎断熱の土台は、つねに室内と同じ環境の中にありますので、
腐る心配はほとんどありません。土台の下にはゴム製の気密材を挟んで、気密性を高めます。
次に大引(横架材)を並べて、次に床合板を並べて、柱を立てていきます。


弊社の建物は在来工法ですが、仕口(木材を繋ぎ合わせる接合部)は、
全て金物で緊結します。使用する金物は、カネシンの「プレセッター」。
この金物を使用することで、通常の在来工法の仕口よりも高強度な構造体となります。
金物の強度をしっかりと発揮させるために、構造材も集成材という、
一般的な無垢の製材よりも強度の強い材料を使います。
集成材は、そりや収縮が少なく、比較的安定していて強度もある材料です。


屋根合板には板金屋さんによる防水シートの施工が行われています。


大工さんが構造用合板を張っています。
建物の外観がわかってきました。


タイベックシート(防水シート)を貼っています。


外壁の付加断熱を施工しています。
今回はホタテの貝殻を使った塗り壁仕上げとなります。
環境にもやさしい北海道産の材料です。


室内のグラスウール施工を行いました。その後、防湿シートを貼っていきます。
電線やコンセント周りの穴も念入りに塞ぎます。ボードが貼られる前の気密処理です。


石膏ボード張りが進んでいます。
部屋の大きさがわかってきました。


廊下にアーチの下がり壁を造りました。
少し手間がかかりますが、空間に遊び心をプラスして暮らしを楽しめるように。
と、今回の設計に取り入れました。


こちらは脱衣室の写真です。壁にニッチを設けています。
洗面台周りは、小物が集まり易い場所ですので、きっとこのニッチは大活躍すると思います。
ニッチの背面のクロスの色を変えたり、少しお金がかかってしまいますが、
タイルを貼ったりするだけで、シンプルなニッチもアクセントポイントになります。


塗り壁材のほたて漆喰ビオシェルを塗る前に、下地処理を行います。
ビオシェルは耐久性を高める外壁仕上げと、建物の気密・断熱性能を高める
外張り断熱が同時に出来る外壁工法です。


外壁仕上げの後、窓下にタイルを張りアクセントを付けました。


内部では、建具取付工事等を行っています。


クロス工事を行っています。最も家らしくなる工事です。
クロス工事後、照明器具の取付等を行い美装を行います。
その後、カーテン等の取付を行います。

▸K様邸の施工例はこちら

 

 

2015-05-26 | Posted in 工事記録No Comments » 

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