コーディネートのコツを押さえて理想の空間を作りましょう

頭の中に自分の憧れや好きなインテリアは思い浮かぶのに、
いざお部屋のコーディネートをするとイメージと違う…
ということはありませんか?
私たちが暮らす部屋は、家具や照明、壁紙やカーテン、雑貨小物やグリーンなど
たくさんのインテリアアイテムで構成されています。
これらのアイテムを自分の好きなインテリアのイメージに沿ってセレクトする
ちょっとしたコツについて書きたいと思いますのでぜひご参考ください。

◆「素敵な部屋にしたい」ではちぐはぐな部屋になりがち。具体的なイメージを固めましょう。

まずしっかりと自分の好みのインテリアを知ることが大切です。
自分の頭の中にある「なんとなくこういう感じの部屋にしたい」
というイメージでインテリアアイテムを選んでしまうと、
色々なものに目移りしてしまい結局ちぐはぐなインテリア空間に
なってしまうということがあります。
理想のインテリア空間にするために、まず「自分がイメージする
素敵な(好きな)インテリアはどんなものか」を洗い出すことが必要です。


上の表の対義語の好きなイメージはどちらですか?
これですぐに好みがはっきりするわけではありませんが、
潜在的な意識を見直すきっかけとなり、好みの傾向が見えてきます。


左側が多かった方は、すっきりしたシャープな印象のインテリアが好きな傾向があります。
スタイルでいうと、モダンスタイル、シンプルスタイルなどが当てはまります。


右側が多かった方は、ぬくもり感のあるナチュラルな印象のインテリアが好きな傾向があります。
スタイルでいうと、ナチュラルスタイル、カジュアルスタイル、フレンチスタイルなどが当てはまります。

◆イメージを決める3つのポイント

自分の好みのインテリアスタイルがわかったら、次はそのインテリアスタイルに沿ってインテリアアイテムを揃えていきます。
インテリアアイテムを選ぶときのポイントには、大きさや価格、機能性などがありますが、イメージも大事な要素です。

1、色

同じような形の家具でも色が違うことでイメージが変わってきます。
上の写真は同じデザインの椅子ですが、色が違うことで雰囲気が全く異なりますね。
例えば写真Aはフレンチ・シックスタイルのイメージに合います。
反対に、写真Bの椅子は落ち着きのあるアジアンスタイルのイメージに合います。

このように色によって印象は大きく変わるので、自分の描いている
インテリアのイメージにどんな色がふさわしいのかを明確にしておきましょう。
また、ひと部屋に使う色の量もあまり多すぎないことをお勧めします。


※パナソニック様から写真お借りしています。
明るく優しい雰囲気のフレンチ・シックスタイルに
白を基調とした家具が合います。

2、素材感

インテリアアイテムは様々な素材で出来ています。
インテリアアイテムを選ぶ時には、素材の持つ機能性ももちろん考慮しますが、
他には素材の持つイメージ=素材感がポイントとなります。
上の写真の2つのテーブルの違いは何でしょう?
写真Aは素朴で温もりを感じますが、写真Bはヴィンテージ感があります。
同じようなデザインのテーブルでも素材が違うとイメージが異なってきます。

インテリアのイメージによって、ふさわしい素材感が変わってきますから、
自分のインテリアスタイルは、どんな素材感にするのか整理すると良いでしょう。


※パナソニック様から写真お借りしています。
木のぬくもりが感じられるナチュラルスタイルには
木や布地の家具が合います。

3、デザイン


上の写真の部屋のデザインで共通することは何でしょうか?
それは真っ直ぐに伸びた縦と横の線。「和」でよく使われる障子、畳、襖などは直線で構成されています。
また、和風のイメージを強調するために、障子や畳を使うだけではなく、
テーブル、照明スタンドなどインテリアアイテムに直線のモチーフを取り入れたり、
「和」の暮らしは「座」が中心になりますから、低めの位置に横の直線を作ることで、
安定感のある落ち着いた印象を与えることが出来ます。

このようにインテリアアイテム全体に、同じようなデザインを繰り返すと、
部屋にまとまり感が生まれてきます。

◆カラーコーディネートについて

別の記事に書いていますのでコチラの記事をご覧ください。

◆コーディネートは焦らずじっくりと。アイテムは吟味して揃えましょう

お部屋のコーディネート、妄想が膨らみ本当にわくわくしますよね。
早速、インテリアアイテムを揃えよう!
とやみくもに家具屋や雑貨屋に行くのは要注意。
デザインが素敵!と思って買ったものでも、
実際お部屋に置いてみると「あれ?なんか合わないな」ということがあるのです。
インテリアコーディネートは「ゆっくり焦らず」が上達のコツです。
とりあえずと安易に考えずに、多くの情報から自分のイメージにピッタリ合うものを探しましょう。
居心地の良い空間、素敵な住まいにしたいと誰でもが願うことです。
長く快適に過ごすためにも焦らずゆっくり楽しみながらコーディネートを完成させていきましょう!

2018-05-18 | Posted in Column, インテリア編No Comments » 

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