【工事記録】新築工事 A様邸
7月から新築工事が始まりました。
建替え工事のため、まずは解体工事から行います。
近隣の方にご迷惑がかからぬよう、養生を行いながらの解体です。
空がどんよりしていますが
解体工事を行うには少し湿り気があった方が良いです。
建物を壊すときにはどうしてもほこりが立つので
解体工事を行うときには工事用の仮設水道を申請して
周囲の方に少しでもほこり等のご迷惑をお掛けしない様に
散水をしながら行っていきます。
2棟あった建物も基礎以外はほぼ形がなくなりました。
養生のネットも取り外され、土地の形がわかってきました。
解体終了後、地盤調査が行われました。
建物を建てるにあたり地盤の状態はとても重要になります。
調査は色々な方法が有りますが、
住宅を建築する場合に一般的に多く行われているのは
スウェーデン式サンディング試験という方法で
規模にもよりますが建物の外周部の四隅と中心部を調べます。
結果によっては地盤改良や杭工事を行うことになります。
今回は安定地盤ということで、杭工事はありませんでした。
根掘り後、砂利を敷き込んで転圧を行います。
枠材を組立て、地面からの湿気を遮断するために断熱材を敷き込みます。
断熱材を敷いた後、鉄筋を組みます。
ティーメイスの基礎は、基礎断熱工法という工法を採用しています。
建物下全面にコンクリートを打ち込むので、基礎の強度もアップします。
床下空間は、室内と同じ環境を維持しますので、
床下で土台が腐ってしまうことはありませんし、
水回りのリフォームなどは容易にできますので、
将来的な間取りの変更などに対して、
柔軟に対応出来るというのが 大きなメリットです。
配筋後、瑕疵保険の鉄筋検査を
JIO(日本住宅保証検査機構)の検査員の方にして頂きました。
検査はもちろん合格を頂きました。
土間打設を行いました。
土間コンクリートの養生が終わりましたら
基礎の立上り部分(布基礎)の型枠を組み立てていきます。
基礎の外側と内側に断熱材を張り、
外周部の布基礎の外側に75㎜、内側に40㎜の断熱材を取り付けます。
サンドイッチのように挟み込み、熱が逃げるのを防ぎます。
型枠組立後、打設を行いました。
基礎と土台を緊結するためのボルトの施工も同時に行います。
埋め戻しの前に、スカート断熱を施工します。
スカート断熱とは、地盤面からの冷えが
土間コンクリートの下まで入らないようにする為に、
布基礎の下の方に敷き込む断熱材のことを言います。
これにより基礎の凍上を防ぎます。
埋め戻しが終わり、基礎が完成しました。
次に大工工事に移ります。
大工工事が始まりました。まずは土台敷き。
基礎の上に黒いものが見えますが、こちらは気密材です。
外部に接する基礎と土台の間に隙間が出来ないように気密材を入れていきます。
床合板貼り後、柱を立てクレーンを使って大きな梁を架けていきます。
ティーメイスでは在来工法を採用しておりますが、従来の仕口とは違い、
主要構造部は全て高強度の金物で接合して行きます。
木材も集成材を使用し、耐震性や耐久性を向上させます。
工場でプレカットされた木材を手際よく大工さんが組んでいきます。
今回のご住宅は切妻屋根のご住宅で、
南面には太陽光を搭載します。
構造用合板貼りが終わりました。
窓の付く場所に穴をあけます。
こちらのご住宅は乾式タイルの外観になります。
付加断熱の施工を行い、透湿防水シートを貼っていきます。
通気層の下地施工を行いました。
乾式タイルを貼るための窯業系サイディング下地を貼っていきます。
太陽光パネルの載る南面の屋根はトタン屋根、
それ以外の屋根には標準仕様のアスファルトシングル屋根を施工しました。
色の濃淡が意匠性を高めてくれます。
こちらのお色はティーメイスでも人気のあるブラウンウッドです。
内部では電気の配線や設備の配管工事、
壁のグラスウール入れが行われています。
今回のご住宅には太陽光発電システムが搭載されますので
通常より電気の配線が増えますので
分電盤と太陽光のパワコンの位置を同じ場所にして
断熱の壁と配線が通る壁を別に設けて
断熱欠損がない様な設計をしています。
2階の音が1階に響きづらいように
1階と2階のふところに断熱材(ブローイング)施工を行います。
壁面は、気密シート貼りを終えた部分から石膏ボード貼りを進めていきます。
階段の施工が終わりました。
今回のご住宅では通常よりも緩やかな勾配で
階段を組んでいます。
天井の下地が組まれ、石膏ボードを貼り仕上げていきます。
外部では乾式タイルを貼るための下地施工が行われました。
下地用の窯業系サイディングを貼っています。
この上からタイル職人さんが1枚1枚タイルを専用の接着剤で貼っていきます。
南面の屋根には太陽光発電のパネルの設置も終了しました。
6.75kwの容量です。
内部では床フローリング貼りが進んでいます。
大工工事も残りわずかです。
大工工事が終了し、住器の組み立て、塗装工事、電気工事、
クロス工事など順番に仕上げ工事に入っていきます。
クロス工事ではクロスを貼る前に、丁寧にパテ処理を行います。
外部では乾式タイルが貼られていきます。
地道な作業です。
2階にはとても大きなバルコニーが設けられています。
こちらは施工前の写真です。
屋根の上に床と手摺りを組み立てられました。
いよいよ仕上げ工事も大詰めです。玄関タイルの施工を行っています。
職人さんがタイルの割り付けを行い、タイルを1枚1枚貼っていきます。
標準仕様の300角のタイルです。
住器の取付けや、ボイラーの取付けを行いました。
美装工事が行われ内装がお目見えしました!
落ち着きのあるシックな内装に、かわいらしいレースのカーテンや
柄クロスがご住宅の良いアクセントになっています。
総タイル貼りの外観が素敵です。