【工事記録】新築工事 S様邸


5月から新築工事が始まりました。
こちらのご住宅は建物、車庫、塀工事があり、
まずは塀工事から行っていきました。


根掘り後、基礎ベース枠の組み立てを行いました。
今回は、境界線にそって基礎を作りますので、
近隣の皆様にもご理解とご協力をいただきながら、
慎重に工事を進めて行きます。
土が崩れないよう、仮設の土留も行います。
根堀後に砕石を入れ転圧。
その後ベースの枠を組み立てて、
この後は鉄筋を組む工程に入ります。


基礎配筋施工。


コンクリート打設を行いました。
圧送屋さんがコンクリートを流し込み、
基礎屋さんがバイブレーターでさらに隅々まで流し込み、
最後に左官屋さんが綺麗に表面を均していきます。
手際よく工事が行われています。
養生後、布基礎(立ち上がり部分)の型枠施工が行われます。


型枠施工後、布基礎部分のコンクリートの打設を行いました。


養生期間を経て型枠が外れて塀の基礎が出来上がりました。
こちらは基礎の上にフェンスを施工します。


枠を外した後は埋め戻しを行います。
職人さんがしっかりと転圧しています。


塀工事の次に、ご住宅の基礎工事が始まりました。
ティーメイスの基礎は基礎断熱工法を採用しているため、総堀りとなります。
基礎のベース部分は、1階の広さと同じ広さのコンクリートを敷き詰めます。
通常の基礎は布基礎が入る部分にのみ砂利とコンクリートを打つのですが、
この様に砂利を全面に敷き詰め、ベースコンクリートも一体化することで、
より強固な基礎に仕上がります。

この工法により、北海道に適した基礎断熱も可能になり、
より丈夫で、より暖かい住宅となります。


砂利厚も、30センチ以上、しっかりと入れます。
(砂利は地盤の状況に合わせて高さを調整します)


根掘り後、鉄筋を組んでいきます。
こちらは車庫の基礎です。
ご住宅と一緒に車庫も建築していきます。


こちらは住宅の基礎です。
弊社の基礎は「基礎断熱工法」を採用しているため
基礎底盤はベタ基礎とします。
土間下に断熱材を敷き込み、その上に鉄筋を組んでいきます。
断熱材を敷き込むことで、基礎から地盤に熱が逃げるのを防ぎます。


配筋後、瑕疵保険の鉄筋検査を
JIO(日本住宅保証検査機構)の検査員の方にして頂きました。
検査はもちろん合格を頂きました。


土間打設を終え養生期間を経て、布基礎の型枠の取付が行われました。


ティーメイスの基礎は基礎断熱工法ですので
外周部の布基礎の外側に75㎜、
内側に40㎜の断熱材を取り付けます。
土間下にも断熱材が入っていて、
基礎全体を魔法瓶のようにすっぽりと断熱材で囲み、
室内の熱が外部に逃げないようにしていきます。


型枠が外され基礎工事が完了致しました。


大工工事が始まりました。
土台敷き、床合板敷きを行い柱を立て
クレーンを使用し大きな梁を一本ずつ吊り上げて
予定の場所にピンポイントで下ろしていきます。


弊社は在来工法を採用していますが、
仕口と呼ばれる接合部は、一般の在来工法の金物は使用せず、
ピン工法と呼ばれる高強度金物で接合していきます。


屋根の合板貼りが終わり、建物の形がわかってきました。
南に流れている大きな屋根でとてもシャープなイメージの外観です。


窓の取付けが行われました。
窓は家の中でも一番熱が出入りしている場所です。
躯体の断熱性能を上げても、窓からの逃げが多いと
建物全体の断熱性能が落ちてしまします。
そこでティーメイスでは断熱性能の高い
トリプルサッシを採用しています。


屋根工事が完了致しました。
今回は、標準仕様のアスファルトシングル材を使用しています。
耐久性とメンテナンス性に優れ、意匠性も高い屋根材です。
また表面が粗面になっているので落雪がしづらいというのが
大きな特徴になるかと思います。
仕上がりも色の濃淡が感じられトタンとは違った感じの仕上がりになります。


外壁では、構造用合板の上から透湿防水シートを貼り、
外壁の付加断熱(塗り壁の下地)を施工しました。
付加断熱は40㎜のセルボードという断熱材を貼っています。
こちらは塗り壁時の時の仕様となりますが、
外壁材の仕上がりにより使用する断熱材が変わります。


玄関まわりには杉の無節の羽目板を貼りました。
塗り壁の外観の良いアクセントになります。


内部では電気の配線や、設備の配管工事が終わり
壁のグラスウール入れを行いました。


グラスウール入れ後、気密シートを貼ります。
気密シートの施工により、建物の気密性能が大きく変わります。
間仕切り壁がくる外壁面や天井面には、先張りシートの施工を行います。
外壁面のコンセントには気密テープでテーピングを行います。


写真の奥に見えている斜めに入っている材料は筋交いと言い
建物の水平方向の強度を上げるものです。


壁の石膏ボード貼りが進んでいます。
石膏ボードが貼りあがってくると、部屋の空間の感じがわかってきます。


こちらはリビングの天井部分で、屋根の傾斜に合わせた勾配天井となっています。
天井の下地が組まれ、石膏ボードを貼って天井を仕上げていきます。


リビングの天井の石膏ボードが貼り終わり、リビング空間がお目見えしました。
とても開放的な空間です。カラマツの表し梁が良いアクセントになっています。


大工さんが造作している間に、ユニットバスの施工や
換気の工事が並行して進められていきます。


外壁はビオシェルというホタテの貝殻で出来た塗り壁の仕上げです。
付加断熱材が塗り壁の下地になります。
下地処理を行い、メッシュを貼り下地処理を行います。


下塗りが終わった状態です。


ビオシェルの上塗り材が塗り終わりました。
この上から、ご希望のお色の塗装をしていきます。


内部では、床フローリング貼りが行われています。
1階はナラの無垢フローリングをお選び頂きました。
ティーメイス標準仕様の木目が美しいナラ無垢の床材です。


キッチン、ダイニング、和室の天井には羽目板を施しました。
優しい雰囲気が生まれます。


階段の取付けを行っています。
こちらのご住宅ではホールに設けています。


蹴込のないオープンな階段です。
リビングドアは天井までの高さのあるハイドアを使用しています。
スッキリとした印象を与えてくれます。

ダイニング横の和室です。美装終了後に畳が入ります。


大工工事が終了し、仕上げ工事に入っていきます。
塗装工事では、羽目板にペーパーをかけ塗装を行っていきます。


造作家具等の取付も行っていきます。


外部の足場が外され、外観が見えました。
落ち着いたグレージュの塗り壁に、
ブラックのアスファルトシングル屋根がマッチしています。


塗装工事後、内装屋さんにより壁・天井のパテ処理が行われ
クロスを貼っていきます。


リビングは塗り壁で仕上げています。


住器の取付け、照明器具の取付け後、美装工事が行われ畳が入りました。
自然素材たっぷりのナチュラルな優しい雰囲気のご住宅に仕上がりました。

2022-11-17 | Posted in Construction blog, 工事記録No Comments » 

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