【工事記録】新築工事 T様邸
音更町で地鎮祭が執り行われました。
天候にも恵まれ、穏やかな日差しの中、
滞りなく神主さまにご祈祷いただきました。
今回の御住宅は建て替えとなります。
お施主様が育ったこの地に
また新しい建物が生まれ、
新たなご生活が始まるのですが、
今まで同様、氏神様にはこの地を守り、
お施主様のご生活も末長く見守って頂きますよう
お祈りさせていただきました。
根掘りを行っていきます。
今回の御住宅は二世帯住宅です。
上下二世帯ではなく、平家世帯と2階建世帯が
隣接する形での二世帯住宅です。
建坪も大きくて、総堀で進めていく基礎工事も
スケールが大きいですね。
瑕疵保険の鉄筋検査を、
JIOの検査員の方にして頂きました。
検査はもちろん合格。
土間下に敷きつめられた断熱材も
綺麗に敷かれていました。
基礎断熱工法の場合は、
基礎もすっぽり断熱材で覆うことが大切です。
一般的には、外周から室内側に1mほどのみ敷いて
終わりというパターンもありますが、
弊社は床下全面断熱材を敷き詰めます。
こうすることで、室内の熱が地面に逃げることを
最小限に抑えます。念には念をですね。
土間のコンクリート打設が行われました。
圧送屋さんがコンクリートを流し込み、
基礎屋さんがバイブレーターでさらに隅々まで流し込み、
最後に左官屋さんが綺麗に表面を均していきます。
弊社ではスカート断熱工法を採用しています。
基礎の周りにぐるりと断熱材を敷き込み、
地熱や建物からの熱が地上に逃げるのを防ぎ、
地上からの凍れを基礎底盤まで入らないようにします。
基礎断熱工法の基礎。
床下はこのように断熱材とコンクリートで囲まれますので、
床下が冷えることがなく、湿気もシャットアウト。
土台や大引が直接外気にさらされることがない為、
構造体の耐久性もアップします。
なにより、床下が暖かいので、
床暖房までとはいきませんが、床の表面温度が
通常の工法に比べると高く、快適性が向上します。
人は、触れている部分の温度が冷たければ
室温が高くても寒く感じてしまいます。
室温を高く設定しても、床が冷たければ
寒く感じてしまうのです。
足元の暖かさは快適性を左右する重要なポイントですね。
建込み工事が始まりました。
クレーンを使い、材料を搬入したり梁をかけたりしていきます。
ティーメイスの建物は在来工法ですが、
仕口(木材を繋ぎ合わせる接合部)は、全て金物で緊結します。
通常の在来工法の仕口よりも高強度な構造体となります。
金物の強度をしっかりと発揮させるために、構造材も集成材という、
一般的な無垢の製材よりも強度の強い材料を使います。
集成材は反りや収縮が少なく、比較的安定していて強度もある材料です。
こちらは床合板の写真です。
床合板は、通称ネタレス合板と呼ばれる厚合板を使用します。
厚みが28㎜あり、この合板を使用することで
一般的な在来工法で使われる根太という材料を
省くことができ作業効率とコストダウンが図れます。
また、床の水平剛性もアップし、建物の強度も増します。
柱や梁の建込みが終わり、屋根合板を張られていたため
家の形がわかってきました。
大工さんによる中造作工事が進んでいます。
内部では断熱材が入りました。
エアコンやボイラーが取り付けられる場所など
下地が必要な場所にはこのように下地の施工を行います。
設備の配管工事や、電気の配線工事なども
大工工事並行して行っていきます。
配線工事ではコンセントボックスが取り付けられていました。
この後、気密シート、石膏ボード張りを行っていきますが
石膏ボード張りが進むとお部屋の大きさがわかってくるので
家具の大きさや配置の参考になります。
大工さん、窓回りを気密テープで気密処理中でした。
写真手前のコンセントのように外壁に貫通する部分は、
しっかりと気密処理を行います。
このように、窓回りも隙間が出来ないようテーピングを行います。
2階から造作工事を進めています。
弊社では、1階2階共、床に石膏ボードを貼ります。
そうすることで足音を軽減するのはもちろん、
歩行感も優しく感じられます。
階段ホールの手すり部分。
角になる部分はどうしても下地がズレやすくなります。
そうすると、上部につける笠木が浮いてしまう事も。
そうならない為にも、上部の下地に欠き込みを入れて、
ズレないように工夫します。
大工さんの細かな心配りを感じます。
内部は石膏ボード張りが進んでおり、
一部のお部屋ではこのように
天井、壁、床の石膏ボードが終了しました。
他のお部屋も徐々に作業が進んでいます。
この後、フローリング張りや造作工事へと進んでいきます。
ユニットバスの組み立ても終了しました。
こちらのご住宅は2世帯住宅であり、水回りは全て別になります。
ですのでお風呂も2ヵ所。それぞれお好みの壁柄を選んで頂きました。
大工さん、階段造作中。
階段下は、収納として使うことが出来ます。
今回はLIXILの階段材を使用しています。
フローリングと同色の階段踏み板です。
2階のフロアも貼り終わり、
これから1階のフロア貼りも始まります。
フロアを貼ると、傷と汚れ防止のため、
すぐに養生板を貼ります。
ですので、フロアの雰囲気を感じることができるのは、
美装の時となります。
今回は2世帯の御住宅で、
1階の和室を挟んで、各世帯のリビングがあります。
写真奥に見える部屋が和室です。
お互いのプライバシーを保ちつつ、
離れすぎない距離感で、ご家族間の繋がりを作ります。
外部では塗り壁工事が始まりました。
まずは下塗りです。
ビオシェルという帆立の貝殻を使用した塗り壁材です。
自然素材で環境に優しく、しかも道産材とうことで、
地域にも貢献できる商品です。
塗り上がりも、優しい雰囲気に仕上がります。
内部では大工さんがラストスパート。
下駄箱を組み立てたり、幅木をつけたり、棚をつけたりしていきます。
クロス工事が始まりました。
丁寧にパテ処理を行ってからクロスを貼っていきます。
外部も塗り壁工事が終了しました。
屋根の色にも合う優しいベージュ色をお選び頂きました。
完成後、気密測定を行いました。
今回はお施主様のご厚意で完成見学会を行うことが出来ました。
ご来場頂いたお客様には、ティーメイスの家づくりを
知っていただくことが出来たかなぁと思っております。
T様、ありがとうございました!