現場で知る、手仕事の深さ

もう5月が終わってしまいます!!

なんでしょう…このスピード感!!

 

そんななか、最近は現場へお邪魔して職人さんや大工さんのお仕事を

見学する機会をいただいています。

 

 

職人さん達の動きや無言のチームワークに感動しました。

言葉を交わさずともスムーズに進んでいく作業、無駄のない動き…

現場には沢山の感動がありました✨

 

 

現場で大工さんのお話をお聞かせて頂く機会が増え、少しづつですが職人さんの

仕事の奥深さを教えていただいています。

 

ある日、大工さんがふと教えてくれたのは「材料の持ち方で作業効率が変わる」と

いうことでした。

実際に説明を聞きながら見せてもらうと、無駄のない動きや力の加減、経験の深さが

その動きに表れていました。

「材料をこの方向で持つと、ひとつ作業が少なくなるでしょ?」

「この体の向きだと、こう力が入るでしょ?」

などなど…

 

何気なくやっているように見える作業の全てに意味があり、効率や仕上がりに繋がって

いくこと。

そこにはまさに、プロの佇まいがありました。

 

 

そして手仕事の深さ、繊細さに本当に感動しました。

図面では伝わらない「現場の気配」や「職人の勘」、そして“手”の精度に感動しました。

 

 

体の感覚、目で見る力、耳で聞く力…


現場では、そういった五感すべてがフルに使われていることを教えてもらいました。

たとえば、木材をカットしているとき。

大工さんは「音」で、刃の入り方や木材の状態を判断していました。


少しでも違和感があれば、すぐに気づく!その感覚はプロだからこそ。

ほんのわずかな角度の違いが刃の入り方を変え、カットの精度に影響し最終的な仕上がりに

差が出るそうです。

全体を見渡す広い視野と、細部への繊細な気遣い。

その両方を持つからこそ、職人さんの手仕事は“住まいの心地よさ”として形になっていくのだと

感じました。

 

住宅は大きなものですが、繊細な施工の積み重ねで出来ていることにとても感動しました。

お家が完成すると見えなくなってしまいますが、完成後に隠れてしまう構造の中にも職人さんの

知恵と工夫とそして高い技術がしっかりと詰まっています!

仕上がりの裏側には、職人さんの試行錯誤がたくさん詰まっていて、そんな職人さんの姿が

深く心に残ります。

 

 

目には触れない部分にも、「こうすればもっとよくなる」という工夫がいくつもあり、

改めて、現場は深いなぁと感じました。

完成した空間の裏側には、こんなにも繊細な仕事があることを、ぜひ感じてもらえたら

嬉しいです。

ishikura

2025-05-29 | Posted in ishikura blogNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment



CAPTCHA