【工事記録】新築工事 O様邸
築43年の建物を解体し、新築の住宅を建てていきます。
解体後、地盤調査を行っていきます。
今回の結果は、地盤改良が必要とのことで杭工事を行います。
遣り方出しを行いました。
道路側の境界石を基準にして建物の位置を出します。
そして道路面、お隣様の地面や基礎の高さ、
車の置くスペースの水勾配等を考慮して
これから建築する建物の基準となる
高さをこのやり方に落とし込みます。
地盤改良の杭を打つ位置出しも行いました。
地盤改良では、コンクリート杭を打っていきます。
杭打機で一本一本施工していきます。
基礎の形状に合わせて設計を行い、
今回のご住宅では60本の杭を施工しました。
杭の施工後は根掘りを行います。
基礎の穴を掘り、砂利を入れていきます。
杭に傷をつけないよう、慎重に作業を行います。
杭頭の処理をして長さを揃えます。
きれで地盤改良工事が終了、基礎工事へと移ります。
基礎工事では地面からの湿気を遮断するために断熱材を全体に敷き詰め、
その上に鉄筋を組んでいきます。
配筋後、瑕疵保険の鉄筋検査を
JIO(日本住宅保証検査機構)の検査員の方にして頂きました。
検査はもちろん合格を頂きました。
土間コンクリートの打設を流していきます。
基礎立ち上げ部分(布基礎)の枠付けを行い、打設を行います。
基礎の外側と内側に断熱材を張り、
外周部の布基礎の外側に75㎜、内側に40㎜の断熱材を取り付けます。
サンドイッチのように挟み込み、熱が逃げるのを防ぎます。
養生期間を経て、型枠を外しました。
このあと基礎の外側部分の給排水設備の工事を行い
基礎の周りの埋め戻しを行っていきます。
埋め戻しの前に、基礎周りにスカート断熱を敷き込んでいきます。
スカート断熱とは、地盤面からの冷えが
土間コンクリートの下まで入らないようにする為に、
布基礎の下の方に敷き込む断熱材のことを言います。
これにより基礎の凍上を防ぎます。
大工工事がスタートしました。
基礎の上に土台を敷き、その間に床の骨組みを造っていきます。
床組みの上に床合板を敷き柱を建て、
クレーンを使って梁を架けていきます。
ティーメイスでは在来工法を採用しておりますが、従来の仕口とは違い、
主要構造部は全て高強度の金物で接合して行きます。
木材も集成材を使用し、耐震性や耐久性を向上させます。
工場でプレカットされた木材を手際よく大工さんが組んでいきます。
天候にも恵まれ、作業が順調に進んでいます。
片流れ屋根の大きな平屋住宅です。
屋根合板貼りが終了し、外観の形がわかってきました。
壁合板貼りと同時に、屋根の施工も行われました。
今回のご住宅では、軒の出が少ないスタイリッシュな外観となっております。
窓は全ての面にトリプルサッシを採用しました。
リビングには、日当たりを考慮して吹上天井にして
高い位置にもサッシえお取り付けています。
外部は壁面の付加断熱材の施工、タイベックシート貼り、
外壁材の下地の取付けが終わりました。
内部では間仕切り壁の造作を行い、筋交いの取付けを行います。
内部の躯体検査もJIO(日本住宅保証検査機構)の検査員の方に行って頂きます。
壁のグラスウール入れが行われています。
壁の石膏ボード貼りが進むと
お部屋の広さがわかるようになってきます。
壁の石膏ボード貼りが済んだところから天井の下地を組んでいきます。
気密シートを貼り、しっかりと気密処理を行います。
ダウンライトが付く場所には、箱を作り
気密シートを貼り気密処理を行っていきます。
外部では外壁工事が進んでいます。
今回のご住宅では、金属サイディングをお選び頂きました。
換気は第一種の換気のシステムを採用しています。
天井裏に換気の機械を設置して、各部屋にダクトの配管を行います。
今回はこの機械をご住宅の大きさに合わせて二台設置しました。
お施主様のご希望で、LDKに床暖房パネルを設置しました。
壁や天井のボード貼りも順調に進み、
各室の空間の感じがよりわかる様になりました。
床の仕上げのフロアー貼りも始まりました。
大工工事も残りわずかです。
外部は足場が外れてしっかりと外観の感じがわかるようになりました。
大工工事が終わると電気、設備、内装工事と仕上げ工事が行われていきます。
大工工事が終わり、仕上げ工事に入っています。
今回のご住宅は独立型のダイニングキッチンで
ダイニングとリビングの間には、大型の引分け戸で仕切っています。
シルバー枠とアクリル板のスタイリッシュなデザインで、
扉の圧迫感を軽減してくれます。
キッチンはお施主様ご希望のタカラの「トレーシア」を納入致しました。
ブラックとグレーで統一されたカッコよいキッチンです。
タカラのキッチンパネルはホーローですので、マグネットが使えるのが特徴の一つです。
また、お手入れもしやすいことから新築・リフォーム問わず根強い人気があります。
玄関ではタイルを貼る前に左官屋さんがきれいに下地を造ってくれています。
クロス工事が行われています。
壁紙を貼る前に、パテ処理を行い石膏ボードの継ぎ目や
ビスの穴を埋めて平滑な下地を作っていきます。
パテ処理後、職人さんが手際良くのり付けをし壁紙を貼っていきます。
壁紙が貼られてくると、お部屋の雰囲気も明るくなり完成のイメージがグッと湧きます。
独立キッチンは、グレー系のお色で統一しています。
寝室は2色のアクセントクロスを組み合わせ、
落ち着きのある雰囲気に仕上がりました。
美装工事が終了し、窓にはハニカムスクリーンが取り付けられました。
リビングの天井にはヘムロックの羽目板を貼りました。
経年変化が楽しみです。