【工事記録】新築工事 I様邸
3月下旬より、新たな現場が始まりました!
スキップフロアのある平屋住宅となります(*^-^*)
平屋ならではの動線の良さや、収納力が魅力のご住宅です。
今回のご住宅では杭工事(地盤改良)が必要となりましたので
根堀りを行う前に杭工事を行っています。
杭を傷めないように作業員さんに見守られながら慎重に堀り進めていきます。
根堀り後、飛び出ている杭のカットと砕石砂利を敷き固めていきます。
日中は少し暖かくなってきましたが、まだまだ朝晩と冷え込む3月下旬。
養生用テントの中での施工となります。
転圧した砕石砂利の上に防水シートを敷き込みます。
シートの上にさらに断熱材を全面に敷き込んで、
地面からの湿気と冷えを遮断し、室内からの暖気の逃げを防ぎます。
このように土間下に断熱材を敷き込み、その上に鉄筋を組んでいきます。
土間コンクリート打設が終わり、養生期間を経て布基礎の枠を組み立てます。
外周部の布基礎には内側40mm、外側75mmの断熱材を施工しています。
型枠組立後、布基礎のコンクリート打設を行います。
打設時は、ポンプ圧送屋さん・基礎屋さん・左官屋さんの
3業種の職人さんが入って施工してくれます。
基礎工事もあと1週間ほどで完了!!順調に進んでおります。
コンクリートが固まり、型枠の解体から埋め戻しへと進みます。
埋め戻しの際に、基礎の外周部にスカート断熱の敷込みをしながら埋めていきます。
この断熱材を住宅の外周部にぐるりと敷き込むことで、
地表からのしばれを遮り、基礎の凍上を防ぎます。
また、地熱も逃さないため基礎の断熱性能も向上します。
この工法は凍結震度の軽減を図れる工法なので、
布基礎の高さも低くすることができます。
それによりコストダウンにもつながります。
左官屋さんに天端均し施工をしてもらいます。
基礎の天端を水平にするために、モルタルで平らにしていきます。
大工工事が始まりました。
まずは外部に接する基礎と土台の間に
隙間が出来ないように気密材を入れていきます。
そして、アンカーボルトと土台をしっかり緊結していきます。
土台にはヒノキの集成材を使用します。
床下も室内空間となるため、薬剤を使用した防腐土台は使用せず
腐れにくいヒノキの集成土台を使用していきます。
土台敷きの次に床合板を敷いていきます。
床合板は、通称ネタレス合板と呼ばれる厚合板を使用します。
一般的な在来工法で使われる根太という材料を省くことができ
作業効率とコストダウンが図れます。
また、床の水平剛性もアップし、建物の強度も増します。
建込み工事が始まりました。
クレーン車を使った作業は迫力があります。
クレーンを使って1本1本大きな梁を架けていきます。
ティーメイスの建物は在来工法ですが、
仕口(木材を繋ぎ合わせる接合部)は、全て金物で緊結します。
通常の在来工法の仕口よりも高強度な構造体になります。
これらは製材工場で加工され、作業性もアップしています。
柱や梁の材料は金物の強度をしっかりと発揮させるために、
集成材という一般的な無垢の製材よりも強度の強い材料を使います。
集成材は反りや収縮が少なく、比較的安定していて強度もある材料です。
今回のご住宅では、リビングが吹上天井となっており
アクセントに梁が3本表しになっています。
アクセントといいましても、しっかりと家の荷重を支えている構造梁です。
屋根を造るための下地(屋根タルキ)の施工です。
均等な並びが美しいですね。
平屋のご住宅ですが、吹上天井や、
中2階のあるご住宅ですのでとても大きく見えますね。
破風の取付けと、屋根合板の施工が終わりました。
板金屋さんが、早速防水シートの
アスファルトルーフィングを施工してくれました。
外周部に構造用合板を貼っていきます。
窓が取り付けられ、タイベックシート(透湿防水シート)を貼っていきます。
I様邸は塗り壁の外壁材の施工を行うので、タイベックシートを先貼りしていきます。
屋根、破風、水切りの板金工事が終了しました。
外観の形がわかるようになりました。
これから外部に付加断熱兼塗り壁の下地となるセルボードを貼っていきます。
外壁の一部にカラマツの羽目板を貼りました。
外観の良いアクセントになっています。
内部では換気工事、設備工事など並行して行います。
間仕切り壁、筋交いの取付けも終わり、本格的に内部工事も進んでいきます。
外部はセルボードが貼られていました。
I様邸の外壁は塗り壁ですので、ホタテ貝殻が原料なる塗り壁材「ビオシェル」と
セットでセルボードを使用します。塗り壁の下地兼、付加断熱となります。
外壁の通気層ですが、セルボードの裏に秘密があります。
裏側に特殊形状の溝があり、溝を通って排水される仕組みです。
中では大工工事と並行して配線工事が行われました。
柱間にも高性能グラスウールを入れて
気密シートを貼っていきます。
外部に面しているコンセントや配管まわり、窓まわりに
テーピングを行います。とても大切な作業です。
石膏ボード貼りが進んでいます。
ティーメイスでは壁ボードを先に梁まで貼りあげます。
そうする事で、壁の強度がツーバイ工法と同等レベルになり、
在来の弱いと言われている部分を解消することが出来ます。
さらに、在来工法で使用される筋交も入れるため、
ツーバイの良いところと在来の良いところを合体させた、
とても強い壁が出来上がります。
壁の石膏ボード貼りが終わり、天井下地が組まれています。
ダウンライトが取り付けられる場所には、
気密シートが途切れないようにBOXの設置と気密シートを貼り
しっかりと気密処理を行っていきます。
先貼りしていた壁の気密シートと天井の気密シートをつなげていきます。
リビングの斜天に、断熱材のブローイング吹込みが行われました。
職人さんが、ネットを貼り断熱材を吹いていきます。
天井の石膏ボード貼りも終了し、
次に床の石膏ボード貼り、フローリング貼りが行われていきます。
外部では、塗り壁の下地塗りが行われました。
外部では塗り壁の下塗りが終わり、次に本塗りをしていきます。
今は下塗り材のグレー色ですが、本塗りで白色になるのでイメージが変わりそうですね。
内部では大工工事が進んでいますが
建具枠の取付けされていました。
そして、フローリング貼りが進んでいます。
今回メインでお使い頂く無垢のナラフローリングです。
大工さんが1枚1枚丁寧に貼っていきます。
外壁は塗り壁の本塗りと塗装工事が行われました。
内部では大工工事が終わり各仕上げ工事が入っています。
リビングの床の一部にタイルを貼っています。
ここには薪ストーブが置かれます。
フロアタイル施工中の内装屋さん。
キッチンを設置する前に、フロアタイルを貼っていただきます。
壁、天井は壁紙を貼る前にパテ処理を行います。
石膏ボードの継ぎ目やビスの穴を埋めて平滑にしていきます。
壁紙が貼られると、空間が明るくきれいになるのでとても楽しみな瞬間です。
こちらは中2階にある子供部屋です。
窓からのぞく景色(向かいには遊歩道があります)は少し目線が高く
平屋なのに、ちょっと2階にいる気分が楽しめます♪
リビングの薪ストーブが設置されました。
玄関ポーチにはアクセント&目隠しの役割のある
アルミ製のパーテーションが設置されました。
美装が終わってからはコーキング、網戸取り付け、カーテン工事等が行われます。