お客様インタビュー 芽室町S様邸
▸朝食、夕涼み、焼肉も長さ13メートルのテラスで満喫
芽室町内の静かな住宅街。建物の南面いっぱいに13.65メートルのテラスが広がる
平屋住宅に暮らすのは、ご夫婦そろってアウトドア好きというSさんです。
「趣味はキャンプや釣り。音楽フェスにもよく行きます。
日常から離れてぼんやり過ごせる時間が好きなのかもしれません」
テラスでは定番の焼肉のほか、朝ごはんをのんびり食べたり、夕涼みをしたり。
アウトドアの開放感を暮らしの中に取り入れて楽しんでいます。
外観はガルバリウムに杉板を合わせ、モダンなデザインに。
北海道では普通に設計すると分厚くなってしまうという屋根も
構造的な工夫によりスリムに仕上げ、すっきりとした見た目にこだわりました。
▸土間に薪ストーブ、大きな窓・・・憧れ叶えたLDK
「実は家づくりの初期から、こういう家が建てたいというモデルはあったんです」
数年前、ご主人の誕生日に宿泊した一棟貸しのゲストハウスで
「こんな家に暮らせたら」と語り合ったというお二人。
高い天井に大きな窓、土間、薪ストーブ、そしてテラスと、
思い描いた要望をすべて叶えたのがこちらのLDKです。
天井の高さは3m弱と外観バランスを保てるぎりぎりの高さに設計しました。
インテリアはお二人の好きなテイストを融合し、無機質な雰囲気と自然素材とをミックス。
奥様のお気に入りはナラ材の床です。
「実際に歩いてみてから決めたんです。裸足になるのがとても気持ちいいんですよ」(奥様)
ご主人が「開放感が最高」と語るのはリビングから見るキッチンの眺め。
夜、間接照明の柔らかい光を眺めるのが至福のひとときだといいます。
キッチンはWOOD ONE(ウッドワン)、「本物の木を使ったものを」と
札幌のショールームまで見に行って決めました。
天板はステンレスのバイブレーション仕上げで落ち着きのある雰囲気。
加熱機器はヨーロッパスタイルの4口ガスコンロ(リンナイ)です。
室内クロスもキッチンの雰囲気や色合いに合わせて選びました。
奥には冷蔵庫とパントリーが。
食洗機はドイツのAEG社の幅60cmタイプ。
ホットプレートなど大型の調理器具も入る大きさです。
シンプルなタッチパネル表示と、出し入れの際に庫内が点灯するところが気に入って選びました。
▸暖房は薪ストーブのみ「光熱費に驚いています」
S様邸では外壁に105ミリのグラスウールと30ミリのポリスチレンフォームによる付加断熱、
また全部屋でトリプルサッシを採用しています。
冬季は日差しが室内まで差し込み、日中は太陽光だけで家が暖まるそうです。
暖房は薪ストーブのみですが、光熱費は厳しい十勝の冬でも一冬で6万円ほど。
「夕方、仕事を終えて帰宅すると、日中何もしていないのに家の中が暖かいんです。
だからストーブは夜に少し焚くくらい。火を見るためだけに焚いた日もありました」
薪ストーブはベルギーのメーカー、Dovre(ドブレ)のROCK 500TB。
「窓が大きく火がよく見えるので、室内で焚き火をしているような感覚が味わえます」(ご主人)
窓際に作った土間も暖かさの秘訣。タイルが日光の熱を蓄え、夜間に放熱します。
大きな窓から熱が逃げないよう、カーテンやブラインドの代わりに選んだのは
断熱効果のあるハニカムシェードです。
寝室につけた冷房用エアコンの室外機は、外観を損なわないよう、
距離的に近いテラス側ではなく反対面に設置しました。
間取りは「階段や廊下などをなくしてシンプルに」と要望。
水回りやファミリークローゼット、子ども部屋など、
どの部屋へもLDKからすぐにアクセスできるようになっています。
風呂はパナソニックのオフローラ。ウッディーな雰囲気のアクセントパネルを全面に貼りました。
洗面台(アイカ工業)と奥のランドリールーム。シックにまとめたインテリアの中で、
「ここだけは」とやわらかな青緑色のタイルをアクセントに選びました。
お二人に家づくりのお話を伺いました。
▸家づくりのきっかけを教えてください。
昔から建築物を見るのが好きで、いつかは家を建てたいという気持ちはずっとありました。
ローンの事などを考えると30歳になるまでに建てたいと思ったのが直接的なきっかけです。
▸土地はどのように探しましたか?
実は歩いて決めたんです。住みたいエリアを散歩していたらいいなと思う土地があって、
近くにいた方に声をかけたらそれがたまたま地主さん、
おまけに知人の知人だということが分かって…。
住民の方に声をかけてみるというのはひとつの方法かもしれません。
▸住宅会社選びはどのように進めたのでしょうか?
建てたいと思う家のイメージが決まっていたので、最初から大手のハウスメーカーではなく、
こだわりを叶えてくれる工務店で建てたいと思っていました。
ティーメイスさんを知ったのは職場の上司からの紹介。
「細かいところまで丁寧にやってくれるから安心して大丈夫だよ」と
自宅も見学させてもらいました。見学会に行った会社は全部で10軒くらいです。
▸契約の決め手は?
ティーメイスさんは家の性能について質問した時にはっきりとした答えが返ってきて、
家のこと、現場のことを詳しく分かっている方に担当してもらえるという安心感がありました。
私たちの要望を本当に丁寧に聞いてプランに反映してくれますし、
相談しやすい雰囲気を作ってくれるんです。
一方で施工品質など現場チェック的な面では妥協のない姿勢に、信頼できると感じました。
▸打合せはどのように進んだのでしょうか。「そこはこうした方がいいのでは」というようなアドバイスもありましたか?
悩んでいる時にはアドバイスをくれましたが、意見を押し付けられることはなく、
こちらの要望は全て叶える方向で考えてくれました。
薪ストーブにしたいというと他の工務店では「老後大変だよ」「気密が下がるよ」などと
否定されることも多かったのですが、ティーメイスさんでは一切否定されることがなく、
打ち合わせではやりたいことを何でも相談できました。
▸工事中は現場も見学されたのでしょうか。
家の骨組みができてからは週に一度、現場で打ち合わせをしました。
大工さんが作っているところに行って、相談しながらアクセントクロスの場所を決めたりもしましたね。
大工さんが「俺だったらこうするかな」とアドバイスしてくれたり、和気あいあいとした雰囲気でした。
▸住み心地はいかがですか?
全てが気に入っています。床は肌触りが良いし、冬は暖かく、夏もほとんどエアコン要らず。
性能やデザインが良いのはもちろん、望んでいたライフスタイルが実現できる家になったのが嬉しいですね。
夜に軒下のライトをつけて、テラスで過ごすのは最高に気持ちが良いんですよ。
これから、庭は森のようにしていこうかと思っているんです。
アオダモなどの自然の木や、モミジなど目で楽しめる木を植えたい。
家と一緒に暮らしを楽しんでいきたいと思っています。
2022.7.2 interview:北海道住宅新聞社