やっかいな結露、結露対策には窓選びが大切

結露

暖房を使うようになるこの時期、
外の気温と室内の気温の差で、結露が発生します。
結露とは、空気中の水蒸気が冷たいものに
触れることにより水滴となって現れる現象です。
室内で温められた水蒸気が、
冷えた窓枠やガラスに触れ結露が発生するのです。

この窓ガラスなどにつく結露を「表面結露」、
そして、躯体の中で発生する結露を「内部結露」といいます。
窓の性能が悪い事と、窓周りの気密処理が
しっかり行われていない事が重なると、
壁の中に結露水が侵入し、壁内で結露を起こします。
この壁の中での結露を繰り返すと、
カビが発生したり躯体を腐らせたりします。
また表面結露もカビを発生させ、
カビを餌とするダニも発生し乾燥すると空気中に浮遊して
アレルギーの原因になることがあります。

この結露に有効なのが、高性能サッシ・玄関ドア。
この高性能サッシと言われているのが樹脂サッシです。
北海道では一般的な気がしますが、
全国的にみるとまだまだ普及していないのが現状です。
更に世界的に見ると、ドイツでは60%の普及率に対し
日本は10%しか普及していません。驚きの数字です。
樹脂サッシは、アルミサッシに比べて熱伝導率が約1000分の1。
樹脂は外気の冷たさ、暑さといった影響を受けにくいため
窓の表面温度の変化が少なくなります。
表面温度を小さくなることで結露を発生しにくくします。
もちろん樹脂の部分は窓枠になるので、ガラスも重要です。
高性能なガラスでは、複層ガラスやLow-E複層ガラス、
トリプルガラスなどがあります。

ティーメイスでは、南面以外の窓はトリプルガラスの樹脂サッシが標準仕様です。
南側は、冬に太陽の光をたくさん取り入れ、
暖房エネルギーを減らそうという取り組みで
Low-Eのペアガラスの樹脂サッシを採用しています。
また、結露の原因となる湿気が入り込まないように
気密シートを巻き込みテーピングをします。

高性能住宅で断熱性能や気密性能同様にこだわりたいのが、
この「窓」なのかもしれません。

帯広 新築 気密処理

※結露の発生は窓の性能だけではなく、他の状況(気密性・断熱性・換気システム)
などによっても変わります。

 

2018-10-23 | Posted in Column, 性能編No Comments » 

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