【工事記録】新築住宅 A様邸


新得町の新築工事が着工致しました。
まずは、基礎工事前に井戸掘削工事です。
水が出るまで掘り続けること7m。心配していた水量も、
問題なく確保できそうなくらい水が湧き出てきました。


掘削した穴の中に、高さ約1.8mの土管を入れます。


土管を埋め戻し、あとはポンプで吸い上げて砂出しを行い、
水質が安定するまで放流します。


すでに濁りのない、きれいな水が出ています。
あとは水質検査で問題なければOKです。


基礎工事が着工しました。
基礎は基礎断熱工法を採用しているため、総堀りとなります。


根堀と同時に不凍栓と散水栓の設置を行います。


砂利の敷き込みと転圧が終了し、次にテントの組立です。
雪と凍結から基礎を守ります。
昔と違い、今はこのような便利なものが出てきて、
冬場の基礎工事も天候に左右される事なく
行うことが出来るようになりました。


基礎工事は土間の鉄筋組が終了し、いよいよ生コン打設です。
土間コンの下には地面からの湿気を遮断するため防湿シートを敷きます。
その上に断熱材を敷き込んで、室内から熱が逃げないよに、
そして、地中からの冷えが入らないようにします。


土間の生コン打設を行っています。


土間コン養生中。テントの中はぽかぽかです。


基礎の型枠組立の様子。
布基礎の外側と内側にも断熱材を打ち込みます。(外周部)
こちらも外部からの冷えの侵入を防ぐと共に、室内からの熱の逃げを防ぎます。


布基礎コンクリート打設の様子。
バイブレーターをかけながら、隅々まで流し込んで行きます。


打設が終了し、養生期間を経て枠の解体です。


スカート断熱を敷き込んで埋め戻して行きます。
スカート断熱は、基礎断熱仕様の際に施す断熱で、
基礎高が低い住宅の凍結深度を低減させる目的で施工します。
地盤面からの冷えと凍上を防ぐのと同時に、
室内からの熱の逃げを低減させる効果があります。


大工工事が始まりました。
土台の下には、気密をとる為の部材を敷き込みます。
ビニールにゴムチューブが2本付いていて、
この上に土台をのせてアンカーボルトで締め付けると、
そのゴムチューブが気密材の役割を果たします。
基礎断熱なので、基礎と土台との間もしっかり気密を確保します。


躯体の建込みが進んでいます。
構造用合板が張り終わってから、付加断熱をしていきます。


外部の構造用合板張りが終わり、サッシが取り付けられ、
内部の断熱材の施工が進んでいます。隙間なくきれいに入っています。
グラスウールの施工は、隙間なく充填する事が最も重要です。
かといって詰め込みすぎて断熱材が圧縮されるような状態になったり、
ゆがみがでてしまうと、断熱性能は落ちてしまいます。
断熱材は丁寧にぴったり寸法で入れていく事が大切です。


防湿の先ばりシート施工を行っています。
壁のシートと天井のシートをつなぐ為に
後からでは施工出来ない部分に先にシートを貼っておきます。


薪ストーブのめがね石。
薪ストーブの設置がとても楽しみです。


タイベックシート(防水シート)が貼り終わり、
サイディングを張るための下地施工を行っています。


内部では、配線工事や設備配管工事も同時に進んでいます。


換気用の配管の防水処理。
きれいに防水テープが貼られています。


サイディング張りが進んでいます。


ユニットバスが設置されました。


石膏ボード張りが進み、お部屋の広さがわかってきました。


外壁工事が終了し、コーキング工事が行われています。
無落雪のパラペット収めの屋根と一色でまとめた外壁の色が
スタイリッシュな外観をつくり出しています。


フローリング張りが進んでいます。
今回は、吹抜けをすのこ床に仕上げます。
乗っても大丈夫ですので、窓ふきも簡単に出来ます。


今回、お施主様のリクエストで焼きカラマツに挑戦しました。
内部の壁に貼る為のカラマツを、今回は塗装ではなく、焼いて色付けする事に!
私達も初めての経験なので、少し緊張しましたが
お施主様にお借りした道具のおかげで無事に焼カラマツを造ることが出来ました。


バーナーで焼き色を付け、サンダーで煤を落とし濡れた布で拭きあげます。
乾かして完成です。味のある内装材になりました。


猫ちゃんと暮らしているので、
2階の吹抜けに上がれるように専用ステップを取り付けました。


先日焼いたカラマツを家の中に張っています。
塗装は一切使用せず、焼き色のみの仕上がりです。
個性的でカッコイイ仕上がりになりました。


吹抜けのすのこ床が取り付けられました。
1階から上がってきた猫ちゃんが出入りできる入口付きです。
手前には引き違い扉が取付けられます。
2世帯住宅ですので、お互いの生活音を考慮しています。


クロス工事が終わり、カーテンの取付けが終わりました。


薪ストーブが設置されました。


お引渡し前に、薪ストーブ施工をしてくださった薪火屋さんが
火を入れて試運転してくれました。

▸A様邸の施工例はこちら

2017-03-28 | Posted in 工事記録No Comments » 

関連記事

Comment





Comment



CAPTCHA